少産多死社会

f:id:anzudou:20210313092724j:plain緊急事態宣言の再発令がでて、あたりまえの暮らしが一変していく・・。先が見えない時こそ今ある場所をよく見つめたい。
ということで「少産多死社会の日本」について少し考えてみた。
2019年末のデータによると、日本の出生数は明治32年の統計開始以来最少の86万4千人、死亡数は戦後最多の137万6千人でした。毎日約4千人が死亡しているそうです。
2019年の日本の総人口は1億2540万人でしたが、このままだと30年後の2050年には戦前の9000万人になる予測がされているそうです。このことから政府は20年以上にわたって少子化問題に取り組み、様々な政策を打ち出してきましたが、効果は今ひとつと言われていますね。代表的指標の合計特殊出生率は1.4あたりで横ばいです。
現代のように自由恋愛が基本で晩婚化が進んだ社会では、少子化はずっと続くと思われます。

自然の流れにはさからえない。

はたして少子化は問題なのか。
かつて高度経済成長までの間に、今とは真逆で人口増加による人口過剰が問題視されていたことがありました。経済発展の阻害要因として過剰人口とそれを誘発する高出生率が問題とされ、人口抑制の重要性が議論されていたことがあったそうです。

ただでも狭い国土にもっとゆったりと暮らしたい。先の見えないコロナ禍ですが、より良い明日のために考察を続けたい。