自己肯定感について

f:id:anzudou:20210313095831j:plain日本人は自己肯定感が低い人が多いといわれています。残念な傾向ですが、私もまさにその中の一人です。数日前に49回目の誕生日が過ぎ去りました。若いときは誕生日には恋人から祝ってもらいたいだとか、いろいろ煩悩がありましたが、さすがにふと思ったことは、ちょうど49年前に親に迷惑かけたんだなあ・・ということです。大寒の頃でとても寒いだけでなく、夜の11時頃誕生したとかで、無意識のうちに迷惑な生まれ方だと感じて久しく生きてきました。
ところがブログを書き始めたために思いを明確に文章化するくせがついたからでしょうか。今回はふと気がついたのです。母は私を産み落としたあとは、普通に寝る時間にゆっくり睡眠をとれたんではないかと。ならばまあいいとするか、と小さく思いました。
私の出産は初夏の過ごしやすい時でしたが、夜の9時頃に陣痛がはじまり、一睡もできずに翌日の正午過ぎに産み落としたので、それはそれで大変というか、迷惑という感想はないですけど。産まれ方がその後の人生を決めてしまうことはないです。

コロナで数えきれない予定変更が、特に若者たちに試練を与えています。頑張ってきた成果を発表する機会を奪われたり、様々な活動の抑制にどう対処したものか模索の日々が続いています。
小さな成功体験を重ねたり、何かの結果を出すことで自信をつけていくことは素晴らしいことですが、本来の自己肯定はもっとそういうことの前にあるような気がします。今はなにも出来なくても、なんの理由もなくても、自分を大切にしてほしい。
私は久しく漠然と自己肯定感の低いまま生きてきましたが、その状態はよい結果を生みません。自分を否定しないことはもちろん、どうか他人を否定しない大人になってほしい。
社会には他人を否定する人が沢山います。そのようなときは一切耳をかさず、あくまで自分を大切にしてください。