忘れられがちなあの制度その1

f:id:anzudou:20210313100446j:plain時代の流れのなかで国の制度は改正されたり新しく設けられたりしています。残念なことにたいてい周知不足で、せっかくの理念や目標が紙の上にのったままであることがほとんどではないでしょうか。
そこで、今一度思い出し思考にとどめておきたいことをおさらいしてみました。
今回はその1として「女性活躍推進法」について。この記事を以前から書こうと思っていたところ、たまたま森会長の不適切発言が世間を騒がしていてタイムリーな気がしています。
さて、この法律は前安倍内閣の看板政策の一つであり10年の時限立法として2016年に施行されました。今ちょうど半分が経過するところですね。具体的な取り組みがいくつかあるようですが庶民に直接関係するのは女性活躍推進企業のデータベースかと思われます。「えるぼし」と聞いて、なんのことかすぐにわかる人はあまりいない気がしますが・・・。レストランなどの評価で知られている三ツ星に似ていて、「える」は英語のLadyの頭文字のようです。企業が女性が活躍するための具体的目標をクリアすると標榜できる認定マークのことです。
若者のほとんどがスマホをもっているようなので、キーワードさえあれば詳しく調べることができるすごい時代です。
えるぼしについて私は昨年の夏ごろはじめて知りました。女性にとっての優良企業がデータとなっていることはとてもわかりやすくて役に立ちそうです。一番すごいのはプラチナえるぼしだそうです。是非ともこの取り組みは続いてほしいと思います。
ひとつだけ、なんだか女性活躍という名称が今一つ好きになれませんが。なんだかそらぞらしいというか。あえてスポットライトをあててほしいのではなく、あたりまえなこと、自然なこととして公平な社会が実現していってほしい。男性にとっても女性にとっても良いこと。Win-Winでありたいものです。